2012年5月17日木曜日

三叉神経痛、顔面痙攣外来(頭蓋底外科)開設のお知らせ|脳卒中センター 医誠会病院(大阪市東淀川区)


食べ物を噛んだり、歯を磨いたり、またあるいは顔に風が当たったりするだけで、顔に激痛が走る。虫歯もありうるが、ほおやあごなどまで痛むと、三叉神経痛である可能性があります。多くの原因は動脈硬化などにより蛇行した動脈が、顔の感覚を担当する三叉神経を圧迫されておこります。三叉神経が脳から出て数ミリのところが比較的弱く、ここが圧迫されて痛みを出します。
治療法としては、薬物療法、ブロック療法(レーザー療法を含む)、手術療法があります。


重度のふくらはぎの痛み

薬物療法
圧迫された神経が異常興奮して痛みが出るので、この興奮(神経の伝道)をおさえるような薬剤が用いられます。テグレトール、アレビアチン、リボトリール等の抗けいれん剤が用いられます。著効例もみられるが、ふらつきや嘔気といった副作用で服薬不可能となることもあります。また時間経過とともに薬効が減退することもあります。


片頭痛予防の減量薬

ブロック療法
痛みを出している神経に麻酔薬を注射して一時的に痛みを取る手法です。再発が多いのが欠点です。レーザー鍼は、鍼灸における鍼をレーザーにし、弱いレーザー光を患部にあてて症状の緩和をはかるものです。皮膚の上からくり返し、無侵襲でおこなえるという長所があります。

手術療法
手術により三叉神経にあたっている血管の位置を変更します。耳の後ろに約3-4cmの穴をあけて行うもので、根治的です。手術側の聴力低下やかすれ声等の合併症の報告がみられます。


投薬咳止めシロップ

カテーテル治療
マイクロカテーテルにより責任伝管をうごかして、治療する方法です。
血管にカテーテルを挿入するためのシースを入れて治療を行います。

当科では、年齢やQOLを考慮した治療を展開します。



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